□ 訪問日記(まじめ編) □
毎年いろんな意味で進化を遂げているオートサロンだが、今年大きく変わった点がある。 それは完成車メーカーが大ブースを形成してきたという事である。 特にトヨタ・本田・富士重工に関しては、昨年と比較にならない程の力の入れ様だ。 完成車メーカーがチューニングパーツやドレスアップ商品を今まで以上に推奨する方向性を強く感じた。
こうなると気になるのが、秋のモーターショーである。 今までのモーターショーといえば、コンセプトカー・新型車・技術展示中心であったものが、 最近では市販型のドレスアップバージョンやモータースポーツ関連の展示が増えている。 更にアイキャッチ用の有名RQ等を多数起用し、演出が華美し過ぎる傾向にある。 (97年のレギュレーション緩和によるところが大きいと思うが。) 個人的にはこの傾向をこのまま引っ張ってもらいたくはない。 世界の東京モーターショーとして品位・方向性が危惧される。
そこで今回のオートサロンの傾向は、一つの安心材料として捉えている。 「モーターショーはコンセプトカー・技術中心に。 ドレスアップカーなどはオートサロンで。という役割分担が将来実現できるのでは?」という 僅かな期待を持てたからである。是非実現してもらいたい。


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